わずか10g

そば粉の配合は、わずか10gの違いで味に差が出てしまいす。当店では、試行錯誤を何度も繰り返し、今の味にたどり着きました。
各地のそば粉の良さを見極め、清エ門ならではの粉の配合で、コシ、モチモチ感と歯ごたえ、そして香りをお楽しみいただけるよう苦心しております。
季節やその日の気温、湿度によっても微妙な調整が必要です。お客様のお口に届いたときに「うまい」と唸っていただける味をお届けできれば幸いです。
 

そばは優しく

当店のそばは優しく打ち上げております。そば一本一本の味と歯ごたえを生かすためには、力任せに打ってはいけません。そば粉の粒子が立つように、潰れないように、優しく打ってそばを作っております。
 

丸抜きと玄挽き

『丸抜き』とはそば殻(外皮)だけをを取り除き、そのままの形をとどめている状態を指し、風味豊かで味わいが濃い粉です。『玄挽き』とは黒殻のついたまま挽くそば粉で、強い香りと黒さの中にある透明感が特徴です。
清エ門では、丸抜き八割、玄挽き二割を基本に調整をしながらそばにしております。
 


およそ350本の木々を植えて、庭づくりをしたのはご来店くださるお客様に緑の癒しをお届けしたかったためです。木戸をくぐってから店へ辿り着くまでの楓の庭は、小砂利を川に見立て、鳥海石や大谷石で中洲を作り、緑の物語を奏でております。
 
春は 可憐な山野草
夏は 萌える若葉
秋は 鮮やかな紅葉…
 
季節の移ろいを感じながら、風情あふれる和の空間でそばをお出しいたします。
自然が織りなす寛ぎの時間を心ゆくまでお楽しみください。
 
 
 

 清エ門の庭には、尾瀬の山々から選び抜いた楓が植えてあります。
 
楓だけでも8種、全て合わせると60種350本の樹木が、四季折々の涼やかな風に揺れ、庭に木陰を作ります。しなやかに伸びる若木から、樹齢百年を超える太い幹の木まで、それぞれが個性的な樹影です。
 

組み上げた井戸水を欠かさず撒くため、岩は苔むし、ふかふかと緑の絨毯を敷きつめたようです。春の山野草や秋に実をつける枝、庭は毎日違った表情を見せてくれます。
 
「ここにいると、しばし時間を忘れてしまう…」とお客様はおっしゃいます。店主の庭仕事の苦労など、かき消える嬉しいお言葉です。